WordPressのブランクテーマを5つ選んでご紹介します。オリジナルテーマのベースとして利用してもいいですし、テーマ作りの勉強用に活用してもいいでしょう。
WordPressのブランクテーマ5選
それでは早速、WordPressのブランクテーマについて見ていきましょう。ご紹介するテーマを利用する時は、必ず利用規約を確認するようにしてください。
Bones
Bones(骨)という名前の通り、必要最低限の構成になっているWordPressテーマです。Bonesの一番の特徴は、モバイルファーストで制作されているところ。モバイルファーストとは、スマホなどのモバイルデバイスを前提に、デザインを作っていくことを言います。そのため、レスポンシブデザインを前提にWebサイトを制作したい場合に最適でしょう。
その他の特徴として、HTML5で作られていることがあげられます。CSSプリプロセッサのSassやLessにも対応しているため、CSSのカスタマイズを効率的に行っていけるでしょう。なおライセンスはWTFPLとなっています。
Underscores(_s)
WordPressのブランクテーマとしては、Underscoresも有名です。余計な要素やスタイルもなく、デザイナーやエンジニアにとって非常に開発しやすいテーマになっています。
Underscoresは他のブランクテーマとは異なり、レイアウトのサンプルも収録されています。テーマを作成するときの参考として活用してもいいでしょう。HTML5で制作されていて、ライセンスはGPLで提供されています。
Sage
HTMLテンプレートの「HTML5 Boilerplate」をベースに制作されているブランクテーマです。Sassを使うことができるので、スタイルを効率的に作っていくことができます。
なお、SageではフロントデザインにCSSフレームワークの「Bootstrap 4」を利用しています。使いやすくデザインも良いフレームワークなのですが、使わないようにすることも可能です。
HTML5 Blank WordPress Theme
その名の通り、HTML5を使って作られているWordPressのブランクテーマです。WordPressのテーマとして、必要最小限な要素のみで構成されています。シンプルでベーシックなHTMLで作られているので、カスタマイズもしやすいでしょう。CSS3のメディアクエリにも対応しているので、レスポンシブデザインとの親和性も高いです。
Whiteboard Framework
無料で使えるWordPressのブランクテーマです。リリースされてからの歴史も長く、広く使われている人気のテーマの一つです。WordPressの開発をスピードアップすることを念頭に作られていて、シンプルかつカスタマイズしやすくなっています。HTML5/CSS3で作られていて、CSSのカスタマイズではLessを使うことが可能です。
あとがき
WordPressのブランクテーマを5つ取り上げて解説しました。デザインを見るだけではその有用性に気がつかないかもしれませんが、さまざまなシーンで活躍してくれることでしょう。カスタマイズ性に優れているテーマが多いので、テーマを自作する時に活用していただければと思います。